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平成4年に大腸がん検診が老人保健法の事業として市町村に導入されましたが、当院では昭和62年の開院と共に大腸がん検診を行ってきました。検診の方法として便の中に血液が混じっていないかどうかを調べる「便潜血検査」と、日本人の場合、約7割の方に直腸からS状結腸にかけて大腸がんが発見されることから肛門よりS状結腸までを内視鏡で観る「S状結腸内視鏡検査」の2通りの検査を、受診される方の希望に応じて、組み合わせて行っています。S状結腸内視鏡検査に関しては、平成3年より車内で検査が出来る検診車を使って各会場を巡回して実施してきました。過去21年間で便潜血検査は延べ405.359名、S状結腸内視鏡検査は延べ92,217名の方が受診されています。
(平成4年〜10年度、福岡健診センター実施分含む) 
便潜血にて精密検査が必要とされた方(陽性)は、25,500名(6.3%)で、実際に精密検査を受けられた方が、19,010名。その中から大腸がんが見つかった方が602名、また、4,870名の方に大腸ポリープ(腺腫)が発見されました。
便潜血検査「陰性」からも
大腸がんは見つかります!!
便潜血の結果、精密検査を受ける必要がない「陰性」の方で、S状結腸内視鏡の検診を受けられた方69,195名の内、大腸がんが158名見つかりました。発見がん中の早期がんは137名(86.7%)と、約8割の方が早期で発見されています。
また、便潜血「陰性」の方でも大腸ポリープ(腺腫)4、035名、その他のポリープ1,304名、大腸憩室症258名、カルチノイド41名、大腸炎31名等多くの疾患が見つかっています。このことからも、大腸がんやポリープ等の早期発見には、便潜血検査だけでは、100%安心とは言えませんから、まずは年に1回便潜血検査を受けて、異常がなくても最低5年に1回は、S状結腸までの内視鏡検査を併せて受けられることが早期発見に有用とされています。
最後に、現在当院では、主に筑後地区の市町村、JAおよび企業等で検診を実施していますが、今後も大腸肛門の専門病院として、内視鏡検査の有効性も含めて、地域住民の方や事業所の方のニーズに合ったより良い検診活動を継続していきたいと思います。
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